兵庫県三田市ゆりのき台、大阪大名誉教授福原信義さん(66)=写真=が、国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアとしてシリアに赴任することになった。ダマスカス大で2年間、日本語教育や指導者の育成を担当。福原さんは「戦後の日本は海外の支援を受け、発展を遂げた。今、援助を必要とする国のお手伝いをして、少しでも恩返ししたい」と話している。2009年9月29日に関西空港から出発、現地入りする。
福原さんは高校時代、キリスト教の宣教師との交流をきっかけに中東への関心を抱き、大阪外国語大(現大阪大)でアラビア語やヘブライ語などを研究。1977~86年に通算4年間、エジプト・カイロ大学に赴任した際に日本語教育に携わり、教え子は現在、日本語指導者として現地で活躍しているという。今回赴任するシリアのダマスカス大では、言語センターの日本語コース受講生に日本語を教えるほか、日本語指導者にも指導法を教授する。スピーチコンテストの企画などにも参画する予定という。
シリアでは昨今、技術水準の高い日本製品の利用が進み、日本への関心や日本語の教育熱が高まっているという。福原さんは「古くからシルクロードの東西として日本とつながっているシリアに、言語教育を通して日本人のものの考え方を伝えてきたい」と意気込んでいる。

